鹿児島県姶良町の布引の滝を例に、各カメラの能力を比べてみた。
同じ位置で撮影した写真を、滝の大きさが同じになるようにサイズを調整したので、写真の大きさの違いがそのまま撮影範囲の違いになる。
まずは、Canon PowerShot S20。6.5-13mm F2.9-4、35mmカメラ換算で32-64mmズームレンズを装備している。一番広角側で撮影したのがこれ。 32mmの撮影位置はCONTAX G1のPlanar 35mmとだいたい同じ画角(縦横比の関係で、長辺側はほとんど変わりないけど、短辺側が少し広い)なので、試し撮りに最適…なんだけど、ホームページに乗せる分にはこれで充分な気がする。 camera: Canon PowerShot S20 (digital) f8, 1/8sec +1/3EV |
次は、Canon EOS-IX50。Canon EF 22-55mm F4-5.6 USMとの組み合わせで、22mmで撮影したのがこれ。35mmカメラ換算で28mm相当(1.25倍)になる計算だけど、短辺は35mmとほとんど同じ(1.6倍)なのが、はっきりとわかる。 16:9という縦横比は横長に撮影するときはいいけど、縦長に撮影するときは、ちょっと、細すぎる気もする。これをうまく生かせたらいいんだけど。 camera: Canon EOS-IX50 with Canon EF 22-55mm F4-5.6 USM f22, 1sec +0.0EV (film: nexia A200) |
最後に、CONTAX G1。Biogon T* 21mm F2.8の画角の広大さは一目瞭然。 他よりも青みがかって見えるのは、確かに青みがかっているというのもあるけど、スキャナで取り込んだときに青みが強調されているような感じもする。 ちなみに、Lサイズでプリントすると、どの写真も短辺89mmになってしまう。 camera: CONTAX G1 with Biogon T* 21mm F2.8 f22, auto +0.0EV (film: superia 100) |
それぞれの撮影範囲を重ねると、こんな感じになる。もちろん、CONTAX G1の21mmが最大の画角になるんだけど、同じ位置で撮影したのにちょっと片寄っているのは、Biogon 21mm専用ファインダーからはみ出す範囲が、カメラの上(写真では左)側より下(右)側のほうが広いから。G1のファインダーに慣れていないのがばればれ。 |